宮崎県の方言!

方 言
会 話 例
意 味
意味の解説
ばちかぶる 飯ごっそしちゃる言うかい行ったら、銭忘れちょったもんじゃかい、おりがばちかぶったが〜! ひがいにあう 人の変わりに被害に遭う事、裏目に出る事を言う。
ぞくる 真剣勝負じゃかい、ぞくり半分ですんな! ふざける 戯れ言をザレゴトというが、ふざけるが「ふざくる」になり、なまって「ぞくる」になったと思われる。
ちゃんちゃん もう、こっで終っど〜お開きじゃ〜チャンチャンど〜! おしまいのこと チャンチャンと手を打って締めをする3本締めからか来ていると思われる。、
てげてげ 時間がきたし、もう、てげてげにしちょっか? もうこれくらい 漢字の「大概」がなまってきたもので、大概大概と繰り返すことによって、雰囲気が伝わりやすくなる。
ぞろびく あんたん、きもん(着物)がぞろびいちょるが。 引きずること ぞろぞろと引いている様をみごとに表してる。「ぞびき出せ!」と言って「引き出せ」という意味で使うこともある。
てんころぼし 外ん出っときゃ帽子かぶらんと、てんころぼしじゃ日射病になっど。 天日にさらす てんころぼしのてんは天で、ほしは乾しの意味。ワラを打つ木槌をテンコロといい、帽子もかぶらず日光に頭をさらすのはテンコロ干しているようだから来た説もある。
しょろさん 盆はしょろさんが帰ってくるとよ。 仏様 「精霊様」がなまって「しょろさん」になったことと思う。お盆に「しょろさん参り」といいお墓参りやお寺に行くときにつかう。
ちょこばいい そんげなとこ、さわったら、ちょこばいいが〜! くすぐったい 「こそばい」が変化してこうなったようである。「ちょこじる」というときは、相手を「くすぐる」の意味である。
せっぺ あんだけせっぺ働いたとに、給料はすこしもあがらん! 一生懸命 精一杯の「せい」と「いっぱい」のぱいがぺになって生まれた言葉ではないかと思われる。
たまがる 暗れ〜とっかい声がしたもんじゃかい、たまがるが〜! びっくりすること 「肝がつぶれる」という感じ、魂が消えるほどビックリすることで、さらに「ひっ」を入れて「ひったまがる」と強調して使う。
すったり 今日はすったりなえた〜! すべて なにもかも全てという感じ、「すったり」だと言う。何をやっても裏目にでて思うようにいかない時などに使う。
さかし 新聞が、さかしじゃが! 逆のこと 「さかさま」からきたものかと思われるが、「しっさかし」ということもある。尻がさかさまになっているような状態をさしている。
ちんがら あ〜ぁ、事故で車がちんがらじゃ〜! 壊れること まとまったものがバラバラになることを表現したいときこれを使う。
とばしり がかかって服がよごれっしもた! 水しぶき 「ほとばしる」がなまって、しばしりになったようです。
しょのむ(み) あんなん(あの人)に宝くじが当たったからっちゅうて、そんげしょのみなんな〜。 ねたむ 「そねむ」がなまって「しょのむ」になったと考えられ、人を羨ましいと思う気持ちを表している。
さろく わりゃあ(あなた)、明日はどこをさろく!とや? 歩く (行く) 「さるく」とも言う。さるくの前に「つっ」を付けて「つっさるく」とも言い、一人ではなく何人かであちらこちら歩き行く事を意味していると考えられる。
しかしかむね〜 ちぃ〜っと都にいっちょったかおもち、もう東京弁話ちょるが。しかしかむね〜! 知ったふり 相手を軽蔑した意味感じが強い。「知ったふりしちょるね」がなまってきたのかと思う。
たんかごつ また、たんかごつばかり言いよっが〜! ひとに嘘を言うときに「担架をかつぐ」というが、この「担架」が、たんか!になったのかもしれない。
だれた〜! すったり、ひんだれた〜! 疲れた〜 だれた〜は、(疲れる)気持ちのたるみを表し、また、「ひん」をつけて「ひんだれた〜」とすると、疲れを強く表現するため強く相手に気持ちが伝わる。
だちがあかん こん仕事(しごつ)は、おまえじゃだちがあかんが〜!
どうしようもない
「埒(らち)があかない」からなまって出来たものであろう。ちなみに「埒」とは競馬の周囲にある柵のことを言い、これが開かないと競馬がはじまらないので「埒が開かない」どうしようもないになったようである。
ぎゅたましい ちぃ〜と血が出たじゃけじゃとん、ぎゅたましい奴ちゃね! おおげさ オーバーアクションをする事、大声を上げて大げさな様子を言う。


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