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ひょっとこ踊りとは!
− 厄払いひょっとこ踊り −
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日向市財光寺【日向の国 五十猛神社】では40歳の入厄でひょっとこ踊りを奉納し厄払いをする伝統が昭和30年から現在まで受け継がれてきています。
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「ひょっとこ踊りの由来」
先代(故)壱岐繁晴宮司によって(昭和30年初代)厄年の人たちに教えたのが始まりで、その当時、壱岐宮司は日向市塩見にある栗尾神社の宮司を兼務しておられ、青年時代に橘公行先生(医師)から踊りを習ったと聞いています。
当時は、「橘踊り」又は「ピーヒョロ踊り」と云われ現在踊られているような ひょっとこ姿ではなかったようです。 

現在の踊りは、塩見神楽の師匠(故)山田八五郎氏と先代宮司の手で神楽からヒントを得て、キツネ、おかめ、ひょっとこ ほうき踊りと神楽の物語風に構成され、特に最後に踊るほうき踊りは、全てを祓い清めるという動作で、手に一杯のチリは「人々の心の曇り」を清らかにするという表現であり、踊りの中でも特別な意味があります。

又、踊りの最初に飛び出すキツネは神様の使者であり、おかめの美しさに魅かれながらも人生の道を違わないように手招きをして導いていきますが、おかめは二度目の力強いキツネの手招きで踊りだし、その後をひょっとこが追いかけるように踊りだす構成になっています。
上記の由来も含めて、厄祓いひょっとこ踊りは、男40歳人生の転換期として最も大切な時期に厄祓いをし、自身を祓い清め過去・現在・未来を清く正しく見つめ直す意味で奉納されるようになりました。



神楽物語
「昔、おかめという大変心の美しい女性が安産祈願のため稲荷神社でひょう助と言われる男性と参拝している時、神様の使者キツネが現れ、おかめ の心の美しさに魅せられ手招きを始めると、不思議な事におかめは踊りだしキツネの後について行ってしまいます。
それに驚いた ひょう助は慌てて止めに入りますが、ひょう助自身も踊りだし、境内に集まっていた村の人々(ひょっとこ)たちも一緒になってその後を追って踊りだします。
それに気付いたキツネは、最後の一人にほうきを持たせ、踊り荒らした境内に落ちたチリ(心の曇り)を掃除(祓い清め)させ、共に人々の心も清らかにした。」と伝えられています。


この踊りは、40歳(厄年)を迎える男子達が厄祓いのために、ひょっとこ踊りを習得し、毎年11月2.3日の秋祭りで二日二晩、地元や各地域を踊り回り厄落しをする踊りです。
厄祓い奉納の踊りという意味があるため 腰を振らず 肌を出さず 肩で表情を出すのが特徴です。

みなさんが普段見る ひょっとこ踊りは、腰を振りひょうきんでユーモラスな踊りですが、この厄祓いひょっとこ踊りは前傾姿で腰を落とし低い体勢のまま、肩で表情を出すため体力が必要な踊りです。
そのため入厄達は10月1日から1ヶ月間毎晩練習して、キツネ・おかめ・ひょっとこ・ほうき踊り習得していきます。
軽快な伴奏に合わせて踊る、キツネ・おかめ・ひょっとこ・ほうき踊りには一つ々の動作に様々な意味や決まりがあります。

ここでは、キツネ・おかめ・ひょっとこ・ほうき踊りの基本動作と意味を説明しています。


ひょっとこ踊りを見たり踊ったりした方にはある程度分かると思いますが、初めて見る方には何が何だか?解らないと思います。もし宜しければ、参考までに一読してもらえると嬉しいです。
<2011/03/29 14:02 ひょっとこ講師>
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