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ほうき踊りの基本動作と意味
− ほうき踊り −
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皆さんはひょっとこ踊りの伴奏テンテコテン♪テンテコテン♪テンテコテンテコテンテコテン♪は知っていると思います。
しかし、このほうき踊りは伴奏が同じでも、踊り方がまったく違うので言葉や文章で説明するのは難しいのですが、基本動作ということで一読していただければ幸いです。
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祓い清める場所まで、ほうきを担いでひょっとこを踊りながら進み、ほうき踊りを始める場所(左側前方が神様)へ進みます。
私たち講師はほうき踊りの始まりを[入る]と言います。

ほうき踊りの始まり
ほうき踊りの始まりはテンテコテンテコテンテコテン♪の伴奏が終わった後、テンテコテン♪の伴奏と同時に神様の方向に右足から上へ飛ぶように入り(ひょっとこ踊りと同じ)次のテンテコテン♪で上半身を右側へ向けます。
その時、ほうきを持つ腕と左腕は真直ぐに伸ばし、小さい逆八に腕を開きます。

その後の、テンテコテンテコテンテコテン♪の伴奏と同時に右足を半歩前に出したと同時にほうきを自分の背中側から頭の上を通過させ胸の前へ持ってきます。(背中を丸めた前傾姿勢の状態)

その動作中に ほうきを握る手を入替(左手は上から右手は下から)調整し、平行に持ったほうきを頭上へ大きく上げると同時に左足の腹が見えるように内側へ上げます。 
それを右足左足と交互にほうきと一緒に繰り返し左側へ一回転します。
これは、大きく掃わきチリを集める動作になります。

一回転して神様の方を向いたら、前傾姿勢でほうきは膝のあたりに水平で持ち、ほうきの中心を基準に頭と膝を使い右足から左足を交互に上げ下げしながら、頭を上下左右動かし左右ほうきで小さく掃きながら左周りで一回転します。
一周した後は正面が神様になります。
(この時も背中を丸めた前傾姿勢の状態です。)
この動きは大きく集めたチリを小さく手元に集める動作になります。

今度は前傾姿勢の状態で、神様側を見ながらほうきは穂先を少し上げた状態で右手に持ち、左手は手の平を上に向け、背伸びをして両腕逆八の形で右足から後ろへ下がり、左足を右足の横に持ってくるようにしゃがみ、また背伸びからしゃがむ動作を2回繰り返します。
この動作は立ち上がりは遠くのチリ見つける動きと、しゃがんで隠れたチリを探す動作になります。
そして、遠くに見つけたチリを風などで飛ばされないように小走り的に動き、ほうきで上から押さえながら拾う動作にもなります。

次に、左足から前進四歩で見つけたチリを拾いますが、この時の伴奏は左足からテンテコテンテコテンテコテン♪で右手のほうきと左手の平を上の上体で両肘を上下に動かしながら上側から大きくチリを拾います。
次に右足からテンテコテン♪テンテコテン♪で一度後ろに下がり中央へ戻りながら右側へ方向を変えチリを拾う同じ動作をテンテコテンテコテンテコテン♪に合わせて行います。

今度はテンテコテン♪テンテコテン♪で左側に向きを変え左側も同じように左足からテンテコテンテコテンテコテン♪でチリを拾います。

前左右チリを拾った後、テンテコテン♪テンテコテン♪で前傾姿勢のまま中央へ戻り、ほうきは杖代わり(穂先が上)に使い、左手は自分の胸の位置で手の平を上にして、たくさん拾った心の曇り(チリ)を神様に右足からテンテコテンテコテンテコテン♪で四歩前進し左膝が地面に付くようにして、左手の平は頭の上、ご低頭の姿勢でしゃがみます。

ここで神様からチリを拾ったお礼にお酒(想像)頂きます。
ご低頭のままテンテコテン♪テンテコテン♪で中央へ戻りながら右側を向きます。
ここから酔ってふらつきながら左右の隅へ左足からテンテコテンテコテンテコテン♪の四歩でチリを捨てます。
ここで気をつけなければいけないのは、左手に持つチリをハッキリ捨てたと分かる動作をすることです。
次のテンテコテン♪テンテコテン♪で左周りで中央へ戻り、左へテンテコテンテコテンテコテン♪の伴奏に合わせ右側と同じ動作でチリを捨てます。

テンテコテン♪テンテコテン♪の伴奏と同時に中央へ戻りながらほうきをバトンのように回しますが、この行為は穂先にまだ少し残っているチリを祓い落とす動作です。
中央へ戻った体制は前傾姿勢で神様の方を向き、穂先は上で、ほうきの中央を杖のように両手で持ち、テンテコテンテコテンテコテン♪の伴奏に合わせてもう一度ほうきを前後に振り、ほうきを右肩に担ぎ、テンテコテン♪で大きく上へジャンプし ひょっとこ踊りを踊りながら、鐘・太鼓・笛の伴奏者方へ踊って行きます。

伴奏の音がテンポ良く早くなったら、伴奏者との距離を合わせ、ほうきを担ぎながらひょっとこ踊りの最後に踊る上がり踊りに切り換え、最後にもう一度ジャンプ着地し後ろを振り返って左膝を地面に着き、伴奏が終わると同時に左腕とほうきを逆八の字に開く決めポーズでほうき踊りは終わります。



この ほうき踊りは財光寺独特の踊りなので、見たり踊ったりした方にはある程度分かると思いますが、初めて見る方には何が何だか?解らないと踊りだと思います。
もし宜しければ、参考までに一読してもらえると嬉しいです。

<2011/03/29 14:54 ひょっとこ講師>
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